「お食い初め」はいつ祝う?押さえておきたい伝統的な作法と基礎知識・マナー

お食い初め

お食い初め」とは、生後3ヶ月頃に赤ちゃんの成長を願っておこなう行事です。一生に一度の行事だからこそ、いつ・どのようにおこなうのか、事前にマナーを確認したいと考える方は多いでしょう。この記事では、改めてお食い初めの伝統的な作法や基礎知識・マナーを解説します。

まずはお食い初めの基礎知識をチェック

平安時代ごろから続くお祝いの行事である「お食い初め」は、赤ちゃんの生後3ヶ月後ごろにおこなわれます。まずは、お食い初めをおこなう時期や場所を確認しましょう。

時期は「生後100日ごろ」

お食い初めは別名「100日祝い」や「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれ、「生後100日」におこなうのが伝統です。ただし地域によっては110日後や120日後とされていることもあるので、事前に両親や親戚に確認すると安心です。最近は正式な時期にこだわらず、赤ちゃんの体調の良い日や休日を選ぶ家庭も増えています。

場所は「自宅」や「料亭」

お食い初めをおこなう場所は、自宅や親戚の家か、料亭やホテルレストランのどちらかが一般的です。それぞれのメリット・デメリットを考慮して場所を選びましょう。
自宅であれば赤ちゃんの対応がしやすく、気兼ねなく食事を続けやすいというメリットがあります。しかし、その反面でお祝い膳など料理の準備に苦労する可能性があるため、料亭やホテルレストランを選ぶという方も多いのです。

願いが込められたお食い初めの献立と食器

お食い初め

お食い初めに用意されるお祝い膳には「これから食べるものに困らないように」という祈りも込められています。このお祝い膳には、それぞれ縁起の良い意味合いが込められた献立やアイテムを用意します。

メニューは「一汁三菜」

お祝い膳の献立は、伝統的な和食の形式に合わせた一汁三菜が基本です。献立には人が生きていくために必要な「穀物・海の食材・山の食材・飲み物・塩」を揃えます。

  • 「尾頭付き祝い鯛」…紅白で“めでたい”語呂合わせのある焼き魚。海の食材。
  • 「赤飯」…魔除けや厄除けの意味がある穀物(白米でも可)。
  • 「煮物」…にんじんや大根で紅白を演出する。スクスク育つよう願いを込めたタケノコを入れるなど、縁起の良い山の食材にすることが多い。
  • 「お吸い物」…“母乳やミルクをよく吸うように”と願いが込められた飲み物の象徴。
  • 「香の物」…“塩”の象徴。縁起の良い紅白なますを用意することもある。

食器・祝箸・歯固め石を準備

続いて「石のように丈夫な歯が生えるように」という願いを込めて「歯固めの石」をお膳に用意します。これは、お宮参りの神社でお借りする・河原で拾う・通販で購入するといった方法で入手しましょう。

「食器」は購入する方もいますが、高足の御膳と漆器を母方の実家から贈るのが伝統とされています。男の子は外側・内側どちらも赤い朱塗りの漆器を、女の子は外側が黒塗り・内側が朱塗りの漆器を用いるのが一般的。ただし地域によっては逆になる場合もあるため、気にされる方はこちらも予め確認しておきましょう。

最後に「祝箸」として、両端が細くなった柳製の箸を用意すれば、お食い初めの準備は完了です。

誰が食べさせる?お食い初めのやり方

お食い初め

ここからは、お食い初め当日にどのような順番で、誰が食べさせるのかなど、具体的な方法についてご紹介します。

「年長者」が食べさせるふりをする

お食い初めでは赤ちゃんへ食べさせる「マネ」をすることで、健やかな成長を願います。生後3ヶ月ごろはまだ離乳食さえ始まっていない時期のため、食事の誤飲に注意しましょう。食べさせる役は、基本的に最年長の人がおこないます。そのためお食い初めに祖父母や親戚を招く際は、事前に食べさせる役を決めておくと、当日スムーズに進行できるでしょう。

食べさせる「順番」もチェック

赤ちゃんへ食べさせるふりをする際は、食材を選ぶ順番も確認しておきましょう。この順番は地域ごとに異なりますが、例えば以下のように4回繰り返すと覚えておくと分かりやすいです。

【1回目】ご飯→お吸い物→ご飯→焼き魚
【2回目】ご飯→お吸い物→ご飯→煮物
【3回目】ご飯→お吸い物→ご飯→香の物
【4回目】ご飯→お吸い物→ご飯→歯固めの石→ご飯→お吸い物

歯固め石には箸先で軽く触れ、その後、赤ちゃんの口に当てるようにしましょう。

招待されたらどうする?お食い初めのお祝いマナー

招待されたらお祝いの検討を

お食い初めに招待されたら、食事代を目安としたお祝い金を持参するのがマナーです。例えば、祖父母の場合1人1万円程度、伯叔父母なら5,000~1万円が相場と考えられています。
お祝い金は、紅白蝶結びの水引をあしらったご祝儀袋を用意し、表書きは「祝御食い初め」か「御祝い」と記載しましょう。「お金だと角が立つ」と感じる場合は、同じ金額の食器やおもちゃなどのギフトを贈ってもよいとされています。

お返しは基本的に「不要」

赤ちゃんの両親が招待客からお祝いをいただいた場合、基本的にお返しは不要とされています。その理由は、お食い初め当日のおもてなしが、十分お返しになっていると考えられるためです。気になる場合は後日、お食い初めの写真やお礼の手紙を贈ると良いでしょう。
もし、お食い初めに招待していない方からお祝いをいただいた場合は、いただいた金額の3分の1程度の品物でお返しをしましょう。お食い初めの写真も添えてお返しすると、より一層お礼の気持ちが伝わります。

お食い初めのお祝いにぴったりな食器のギフト2選

「お食い初めのお祝いをしたいけれど、どんな品物を贈るべきなのだろう」と悩んでいる方のために、オススメのお祝い膳に使える食器のプレゼントをご紹介します。

うつわ日和「お食い初め膳」価格:8,800~19,800円(税込)

うつわ日和「お食い初め膳」
出典:うつわ日和公式サイト

お食い初め食器を専門に扱う「うつわ日和」には、伝統的な商品が揃っています。天然木を加工した漆器は格式と高級感があり、高足の膳も付属しているので、見映えのいいお膳を用意できます。手描きの金蒔絵入りのセットや、それぞれの家庭の家紋を入られるものを選ぶこともできるので、お子さんの成長を祝う記念品としてもオススメです。

アグニー「お食い初め6点セット」価格:6,600円~(税込)

アグニー「お食い初め6点セット」
出典:アグニ―公式サイト

離乳食など、お食い初めの後でも使えるおしゃれな食器が好きな方には、素材やデザインにこだわりのある「アグニー」のアイテムを贈りましょう。安全性にも配慮した塗料で6層コーティングされた天然孟宗竹製の食器ギフトは、シンプルで温かみある風合いが魅力的。現代家庭のテーブルウェアに合わせやすいと人気です。

まとめ

平安時代から伝わるお食い初めは、大切なお子さんの成長を祝い、これからの健康を祈る行事です。伝統やその意味を理解するのは素敵なことですが、ライフスタイルが多様になっている現代では、必ずしも、古来からのやり方をすべてそのままの形で実現することにこだわる必要はありません。それぞれのご家庭に合った方法で願いが込められたお祝い膳を用意して、一生に一度のお食い初めを心に残るものにしましょう。

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