連載「ぼくたち、1日ギフトコンシェルジュ」第35回 飯島寛騎さん

飯島寛騎

飯島寛騎さんがギフトについて考える

現場への差し入れやプレゼントの機会が多く、美味しいものやおしゃれなものに詳しい人気俳優たち。本連載では、そんな彼らにいま取り組んでいる作品について伺いつつ、共演者へ贈りたいギフトやプレゼントの心得を語ってもらう。

今回は、11月4日(金)から公開される映画「炎上シンデレラ」に出演する飯島寛騎さんが登場。

(撮影:英里/スタイリスト:中西ナオ/ヘアメイク:佐藤友勝/取材・文:中村佳子)

映画「炎上シンデレラ」について

第35回の「ぼくたち、1日ギフトコンシェルジュ」を担当する、飯島寛騎です。今日はプレゼントのエピソードや、映画「炎上シンデレラ」のお話をします。

映画「炎上シンデレラ」とは

「炎上シンデレラ」は、数々の人気作品で脚本を手掛けてきた尾崎将也さんが、監督と脚本を務め、若者たちの喜悲劇をポップでシニカルに描いた映画です。

この作品は、初主演映画の撮影中に大炎上し芸能界を追放された女優・安西みつほと、その映画のメイキングを担当した映画監督志望の田代良一が、大人や世間を振り回したり振り回されたりしながら夢を追いかけていく様を描いています。

映画「炎上シンデレラ」の見どころ

僕はこの作品で、映画オタクで大好きなことを貫く田代を演じています。田代が感じていることを僕も自分のことのように感じたり、セリフに共感するところがあったりして、僕も夢中になれたというか、とてもいいキャラクターと巡り会えたと感じています。

今回、撮影に入る前に全シーンを通してしっかりとリハーサルをする時間があって、そこで皆さんとどうしていくか話しあうこともできましたし、撮影中も現場の雰囲気でちょっとずつニュアンスを変えてみたり、じっくり作品と向き合うことができて、そういう機会をもらえたことに感謝しています。

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田代良一について

田代は言葉を選びすぎてうまく伝えられないような場面が多かったんですけど、でも大事な場面では主張できる人軸がしっかりしていて、熱のある人間ですけど、表面から見ると感情が分かりにくいというか常に一定のテンションなんですよね。僕は田代と同年代なのでその感覚がすごくわかるんです。

特にクリエイターの場合、内面ではすごくいろんなことを考えているけど、そのディテールを伝えるのが苦手な方って多いと思うんです。田代がまさにそんな感じ。みつほが自分とは違う部分を持つ魅力的な人間だと感じたから、みつほを主演に映画を撮りたいというイメージはしっかりとあるけど、うまく伝えられないんですよね。

みつほと田代の撮影シーン

今回僕がカメラを持って実際に撮影しているシーンもあって、田代がみつほを撮るシーンもそのひとつで、僕が撮影した映像が劇中で使われています。その場面は二人だけの世界線だったんですけど、その空間や撮影時間の中で波長がシンクロしていく様子を見ていただけると思います。

これまでは撮られる側として、キレイにカッコよく、という意識だったんですけど、カメラを覗いて見る世界ってこういう感じなんだなって、新しい感覚を味わうことができました。今はどんな風に自分が画面に収まっているのかという点にも目線が向くようになって、それは「炎上シンデレラ」のおかげだと思っています。

現実味がすごい

田代は現状に対する心情を吐露する場面は少ないですけど、演じてみて、夢を捨てて現実だけを生きることで本当に豊かになれるのか、人生にやり残しを作らないように、曲がらずに続けよう、というメッセージがあるように感じました。

映画自体は現実味がすごくてキラキラというよりはトーンも低いし、出てくる人たちも失敗したり上手くいっていないけど、それは絶望じゃないというか、マイナス×マイナスがプラスに作用していく様が見ていただけると思います。

失敗ばかりでも何度も当たって砕ければいいし、若くても年齢を重ねていても、陰キャも陽キャも関係なく、動き出すタイミングはいつ来るかわからないけど、いつでも好きなことに夢中でいいんだって前向きな気持ちになってもらえる作品なので、ぜひ皆さんに楽しんでもらいたいです。

プレゼントを贈るなら

ではここから、プレゼントについてお話しします。

欲しがっているものをしれーっと

最近のプレゼントのエピソードといえば、母親の誕生日に贈ったスマートウォッチです。スマホと連動して体調管理もできるスマートウォッチをプレゼントしました。僕ですら持っていないような良いもの。

僕の母親は、あれが欲しいこれが欲しいっていうタイプの人じゃないんですが、会話の中で父親が持っているスマートウォッチを羨ましがっていることを知ったので、しれーっと買ってあげました。そんなに機能を使いこなせるとは思えないですけど、すごく喜んでくれたので、大切な人を笑顔にすることができて僕もうれしかったですね。

本当は設定までしてあげたかったんですけど、僕、出身が北海道なのでなかなか実家まで行けなくて。自力で頑張ったみたいです。

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時間を割いてくれる人に感謝

実家に帰るときは、カジュアルな感じでビールのケースを買っていったりすることが多いですけど、なかなか帰れていないですね。

子どものころは毎日親と顔を合わせていたけど、大人になるとなかなか会う時間が取れなくなるじゃないですか。特に僕は上京してから年に2回くらいしか会えてなくて。 あと何回会えるかって考えると会えるタイミングには会いたいって思うようになりましたね。

一緒にいることで自分も相手も豊かになれる関係って貴重だし、意見が食い違うことがあってもお互いに高めあったりできる、そういう相手は親でも友達でもありがたいですね。会ってくれることに感謝したいというか、僕のために貴重な時間を割いてくれる人がいるということに感謝しています。時間は無限じゃないし、お金で買えないですから。

定番のプレゼントはタオル

贈って喜ばれるプレゼントといえば、最近タオルが良いんじゃないかと思っています。おしゃれで良いタオルはたくさんあるし、洗ってもフワフワなタオルがおうちにあったらちょっとうれしいですよね。少し前に、1枚5000円以上するタオルがあるって聞いてびっくりしたんですけど、そういう良い日用品ってもらうとうれしいと思うんですよね。

家で使うものって、正直言って自分で買うなら何でもいいじゃないですか。でも実際使ってみたらめちゃくちゃ良いって感じるものはプレゼントに向いている気がします。

もらってうれしいと思うプレゼントは家電

あとはちょっといい家電とかもうれしいプレゼントだと思います。家電って基本的に高額だし、自分では後回しにしがちになっちゃうと思うんですよ。なかなか買い換えるタイミングが難しいはず。僕も父親が電動歯ブラシを使っていて、気になって調べたんですけど、機能も金額感も幅広すぎて、それすら買うのを後回しにしています。

以前、機能性の高いドライヤーをもらったことがあって、僕、お仕事でいろいろな髪色にするからごわごわだったんですけど、引くほどとぅるっとぅるになったんです。自分では新しいドライヤーを買おうと思っていなかったし、使ってみるまで良さを知らなかったけど、今は毎日髪の毛を乾かすのが楽しい。だからすでに持っている家電でも、その上位機種だったりすると意外とうれしいですよね。

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飯島寛騎的プレゼントの心得

他愛のない会話から欲しいものを探る

プレゼントをする場合は、普段の会話から欲しいものを推測することが多いですね。

例えば友達と一緒にサウナに行ったとき、お肌の調子が良いとか悪いとかの会話になったら、それを参考にしてスキンケア系のプレゼント贈ったり、友達とバイクでお出かけしたときに僕が使っているバイク用インカムをいいねって言ってくれたから、同じものをプレゼントしたり。

この方法って時間がかかるので、結構前から考えないといけないですけど、プレゼントって金額をかけたからといって喜んでもらえるものじゃないので。そうやって時間をかけて喜んでもらえるものを選ぶことができたら、こっちもうれしいですよね。

登場人物の人生を疑似体験して

プレゼントについてお話しました。
最後に映画「炎上シンデレラ」について。この作品は登場人物にリアル味があって、みつほや田代の人生を疑似体験する感覚を味わってもらえると思います。若者やモノづくりをする人が密かに持っているギラギラした情熱のようなものや、人間らしさを自分事のようにとらえてそれぞれに何か感じてもらえたらうれしいです。

例えば、1輪のお花を置くだけでお部屋全体に彩りが生まれることがあるみたいに、この映画が皆さんの生活にちょっとした華やぎをもたらすものになるといいなって思っています。

<おわり>

 

プロフィール:飯島寛騎(いいじま ひろき)

飯島寛騎

1996年8月16日生まれ。北海道出身。2015年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。2016年「仮面ライダーエグゼイド」でドラマ初出演・初主演を務め俳優デビュー。以降、ドラマ「僕もアイツも新郎です。」、ドラマ「警視庁・捜査一課長season5・6」、映画「PRINCE OF LEGEND」、映画「ブレイブ―群青戦記ー」、映画「愛唄―約束のナクヒト―」、劇場版「オカルトの森へようこそTHE MOVIE」などの話題作に出演。2023年2月3日には映画「生きててごめんなさい」が公開予定。

Twitter:https://twitter.com/Hiroki_I_jima
Instagram:https://www.instagram.com/hiroki_iijima_official/
オフィシャルサイト:https://www.oscarpro.co.jp/#/profile/entry/95577

飯島寛騎さんの誕生花
パキスタキス・ルテア

花言葉:楽しい語らいキツネノマゴ科パキスタキス属、中南米や西インド諸島が原産地です。茎の先端に長さ10cmほどの花穂をつけ、まっすぐ立った美しい黄色の苞が整然と重なり、苞の間から白い花を咲かせます。

映画「炎上シンデレラ」
2022年11月4日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国順次ロードショー
公式サイト:https://cinderella-movie.jp/

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