「ありがとう」の気持ちを伝えるプレゼントは、形式上のやり取りで終わるのではなく、相手に心から喜んでもらいたいもの。そこで大切な相手へのお礼には、プレゼントに一言メッセージカードを添えましょう。
今回は感謝の思いが伝わるメッセージの書き方やコツ、文例を解説します。お礼のプレゼントに感謝の言葉を添えれば、より一層あなたの思いが相手へ伝わるでしょう。
思いを文章にする3ステップ
ここではあなたの気持ちを文章にして伝えるための3ステップをご紹介します。「何から書き始めるべきかわからない」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ステップ1:読み手は誰?どんな人?
メッセージを書く前に改めて相手について考えてみましょう。どんな文章にも言えることなのですが、読み手に思いが伝わるメッセージを生み出すには、まず相手を深く理解することが重要です。
その方が「日ごろどんなことを大切にしているのか」、「どういった事柄に興味や関心を示すのか」を考えてメモしておくのがオススメです。
ステップ2:伝えたいことをピックアップ
次に相手へ伝えたい内容を箇条書きにしましょう。この時点では思いのまま、伝えたい内容を書き出していくのが良いです。もし迷ったら、「お礼をしたい」と感じたきっかけを過去・現在・未来の視点から思い浮かべましょう。
たとえば結婚祝いのプレゼントに日ごろの思いを添えて贈る場合、以下のような例が挙げられます。
過去 「いつもありがとう」「日頃の感謝」
現在 「結婚記念日を迎えられて嬉しい」
未来 「これからもよろしく」「末永く」「ずっとずっと一緒に」
このように整理できます。気持ちをある程度書き出したら、改めてそれを見直し、最も伝えたい内容を絞り込みましょう。
ステップ3:反応を想像してメッセージを書こう
ステップ1、ステップ2で用意したメモをもとに、相手の反応を想像してメッセージを書いていきます。
ステップ1でメモした相手へ「どんな気持ちになって欲しいか」を考え、ステップ2のメモから言葉遣いを整えたり、エピソードを交えたりしてみてください。
心を伝えるメッセージを書くための3つのワザ
思いをより一層伝えるメッセージを書くにはちょっとしたコツも必要です。ここでご紹介する3つのワザもぜひメッセージカードに取り入れてみてください。
1)2人だけの趣味・趣向・エピソードを盛り込む
お礼のメッセージをいざ書いてみると、当たり障りのない内容になって味気なくなってしまった、という経験もあるでしょう。そんなときは相手と自分における共通の趣味やエピソードを盛り込んでみてください。
ほかにも「その人が喜ぶような豆知識」をメッセージに書いて届けるのも喜ばれます。
2)プレゼント選びと絡ませる
「もう少し言葉を書きたい」と思ったら「プレゼントを選んだ理由」を取り入れてみてください。なぜこのギフトを選んだのかという気持ちを書くことで、相手へ「あなたのことを思って選んだ」という思いを伝えられます。
3)細部を工夫して個性を出す
文章以外でも、以下のポイントで気持ちを伝えることができます。
- 「ありがとう」の思いが伝わるメッセージカードの台紙を選ぶ
- 絵文字を工夫する
- お礼の気持ちが伝わるイラストを添える
- 英語と組み合わせる
どれも魅力的なポイントですが、さらに相手の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
感謝を自分らしく表現するメッセージ例
ここでは感謝を伝えるフレーズやメッセージ文例をご紹介します。
すぐ使える感謝のフレーズ
フォーマルなフレーズ
カジュアルなフレーズ
上司へ贈る感謝のメッセージ文例
先日は●●の件についてフォローをしていただき、ありがとうございました。
おかげ様でプレゼンを無事終えることができました。
次回はきちんと1人で対処できるよう業務に取り組み、○○(上司の名前)さんへ恩返しが出来るように精進してまいります。
友人へ贈る感謝のメッセージ文例
○○(友人の名前)、この間は相談に乗ってくれてありがとう!
○○が背中を押してくれたから、仕事でも勇気を出して挑戦できるようになったよ。
お礼に最近人気のスイーツを贈るね!○○も悩みがあるときはいつでも私を頼ってね。
家族へ贈る感謝のメッセージ文例
お母さん、先週は子どもの面倒をみてくれてありがとう。
○○(子どもの名前)も「また遊びたい!」って言っていました。お礼にお菓子を取り寄せたので贈るね。
彼氏・彼女や夫・妻へ愛情が届くメッセージ例
大切なパートナーへお礼のプレゼントを贈るなら、愛情を届ける一言も添えましょう。ここでは愛を伝えるメッセージの注意点と文例をまとめます。
愛を伝えるために使いたい言葉・避けたい言葉
伝えたい言葉や話題
- 感謝の具体的なエピソード
- 「愛してる」などのストレートな愛情
- 「今度は○○でデートしよう」など2人で過ごす未来の話題
避けたい言葉や話題
- 相手の短所や気にしている点を指摘する言葉
- (結婚の話が出ていない場合)結婚を意識させる話題
- パートナーへの要望
もちろん考え方は人それぞれです。だからこそ相手を思い、嫌な気持ちやプレッシャーを与えないような言葉選びをしてみてください。
付き合い立てのカップル向けの文例
いつも私がわがまま言ってしまうのに、きちんと受け止めてくれてありがとう。
そんな優しい〇〇くんが大好きです。これからもよろしくね。
付き合いが長いカップル向け文例
いつも心の支えになってくれて本当にありがとう。
これからも素敵な思い出をたくさん残していこうね。
いつも遅くまでお仕事で大変だけれど、体には気をつけてね。
英語で愛情表現してみよう
Thank you for your lots of love, always.(いつもたくさん愛をくれてありがとう)
記念日のお祝いメッセージを書くコツ&文例
お礼を伝えたいと感じたイベントや季節と関連づけてメッセージを書くと、そのときにしか書けない素敵な文章になります。ここからは結婚記念日や誕生日にメッセージカードを書くコツや文例をまとめましょう。
イベントごとや暦の上のならわしにちなんで
「結婚記念日」のならわしや「花言葉」のエピソードは、お礼の言葉に添えると美しく仕上がります。
結婚記念日は、1年目から75年目まで1年ごとに名称が付けられていて、有名な50年目の「金」や25年目の「銀」のほか、「紙」「鉄」「絹」「ルビー」など、その節目の2人を象徴する品が名づけられています。これにちなんだプレゼントを贈る風習もあるため、お礼のメッセージもそれに合わせた内容がオススメです。
例:結婚1年目「紙婚式」の場合
いつも支えてくれてありがとう。
結婚1年目は紙婚式っていうんだって。それにちなんで、アルバムを用意したよ。
これからも2人の思い出をどんどん増やしていこうね。
例:11月7日生まれの人に贈る場合
誕生花…ミニバラ
お誕生日おめでとう!ミニバラの花言葉は「特別な功績」なんだって。
家族のために頑張ってくれているあなたにぴったりだね。いつも本当にありがとう!
まとめ
お礼の気持ちは面と向かって口にすると照れくさく思えてしまうかもしれません。しかし文字なら恥ずかしくなく、思いを素直に伝えられます。
相手を真剣に思って書いたメッセージなら、お礼だけでなく相手を大切に思っているあなたの気持ちもきっと伝わるはずです。ゼントにはメッセージを添えて、自分の気持ちを素直に届けましょう。